見積もり通りにはいかない結婚式場の見積もりは、1回で金額が決まることはまずないと考えておきましょう。結婚式をしたカップルのうち77%が、最初の見積もりよりも最終的な支払総額は上がったとしています。見積もりを上回った金額の平均は約90万円にもなります。それは、初めにもらう見積書が、パックプランを利用し演出も最小限に抑えた見積もりだからです。どんな結婚式にしたいか、どんな披露宴にしたいかを具体的に考えていったり、担当のウエディングプランナーと打ち合わせを重ねていくと、その見積もりに含まれていない項目の演出や、ランクアップさせたい項目が出てくるのです。しかし、見積もりを上回ることが悪いことではありません。最低限の見積もりからスタートしているので、多少の追加やランクアップがあって当然です。この時に、いくらまで予算をアップさせる余裕があるのか、その演出は本当に必要なのかをしっかり考えて配分しましょう。

見積もりが上がる理由

見積もりがあがる理由を上位から紹介します。見積もりには入っていないけれど、準備しなければならない費用や、ランクアップを検討する項目は何なのかをしっかり把握しておきましょう。

■見積もりより金額が上がった理由1位:衣裳を追加またはランクアップ2位:写真・ビデオを追加またはランクアップ3位:料理を追加またはランクアップ4位:装花など会場装飾を追加またはランクアップ5位:引出物を追加またはランクアップ6位:飲み物を追加またはランクアップ7位:列席者の人数が予定より増えたから8位:予定の時間より延長したから(結婚情報誌『ゼクシィ』(リクルート発行)調べ)

1位の理由は納得ですね。花嫁にとって、ウエディングドレスは憧れの衣裳。お色直しの回数を増やしたり、ランクを上げて上質なドレスを着たりと、女性には外せない項目のようです。2位の理由で多いのは、撮影自体のランクアップよりも、アルバムやDVDの数が増える場合が多いようです。自分達用だけでなく、両家の家族にもプレゼントするカップルが増え、アルバムとDVDを3セット注文するのです。また、3位〜7位の理由は、来て頂いたゲストに喜んでもらうことを重視した「おもてなし婚」を意識するカップルが増えてきていることが影響しているようです。ゲストの一番の楽しみは食事やお酒ですので、ここはケチらずに、満足してもらえるランクにするカップルが多いのです。7位はしかたのない理由だとしても、8位は一番避けたい理由です。招待客数とプログラムの内容を事前にしっかり打ち合わせをし、それに見合う十分な時間を前もって確保しておきましょう。通常は2時間〜2時間半ですが、招待客が多いと退場の挨拶で思いがけず時間がかかってしまうこともあります。招待客数や演出が多い場合は、無理して2時間半に収めるのではなく、事前にゆとりをもって3時間ほどの予約にしましょう。そうすれば、急な延長料金を発生させるよりもリーズナブルに抑えられますし、時間不足は慌ただしく、ゲストにも不快な思いをさせてしまいます。

これらの上位の理由に加えて、以下の費用にも気を付けましょう。

●会場以外の業者に依頼した場合の「持ち込み料」結婚式を行う会場の紹介以外の業者やお店を利用する場合、会場への「持ち込み料」と「保管料」が発生します。持ち込む物によってもかかる料金が異なりますので、打ち合わせの早い段階で、持ち込みについて確認しておきましょう。

●遠方の招待客の宿泊、お車代遠方から招待客を呼ぶ場合、宿代と交通費は招待する側が負担するのが基本です。招待客が決まったら、どの位かかるのか、試算しておきましょう。

●お心付け当日お世話になる人たちへお渡しする謝礼金です。詳しくは「支払のタイミングを知る」に記載します